(七十五)
一.岩登八幡宮 (四尺梁三間程 御殿 (貮間四面石すへ 御殿
二躰 東面
彼岩登八幡宮從古之御神也。彼御神瀧、高サ貮十丈餘リ有之。夫5水流おち申也。御社之キハニ流ル瀧、横ハ六七十間程之瀧也。其下ニ四五百間も可有是。人間行来なし。瀧有之。從是則御神之御社元より瀧水也。此宮山事。立ハ六七百間餘リ、よこハ貮三百間餘リ可有是。西ハ上ル、東北南ハ下ル。大木小木不数知。此宮山より南ニ大川有。是ハ奈須山川之奥ヨリ出ル水也、東ニ流ル。此川ハ宇野間川之川上也。西ニ奈須山、東ハ○○○、南ハ三ヶ所、北ハ家代也。
田尻正本延寶弐年高千穂十八村神明帳
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