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おそろしき十社の森
あららぎの里自然遊歩道


そこを通る誰もが神々の存在を感じる、十社の森。
背中に誰かの視線を感じ、とりわけ夕方に高千穂峡から登ってくると、徐々に十社大明神へ近づく為か、おそろしいことこの上ありません。祖母山の原生林を1人で歩いてもここまでおそろしく感じることはないのです。
市街地にこんなに近いのに、
二度と戻れないかのような錯覚にとらわれることもあります。こんなに狭い森がどうしてこんなにおそろしいのか....神々の存在を感じずにはいられません。
「なにごとのおはしますかはしらねどもかたじけなさに涙こぼるる」西行法師が伊勢神宮にお参りされた時に詠まれた歌ですが、この森に来るとこのような心境がよく判ります。

この遊歩道は「あららぎの里自然遊歩道」といい、十社の森を抜け、高千穂峡までの景勝地を堪能することができます。神話の里高千穂を体験するには最適なコースです。
高千穂神社から遊歩道を下り、終点の高千穂峡からタクシーで戻ってくるコースがお勧めです。もちろんゆっくり歩けば大抵の方は歩いて戻ってこられます。往復で徒歩約1時間です。鎮守の森という原生林の中を歩きますのでマイナスイオンたっぷりの美味しい空気を堪能できます。


誰かに見られているかのような気配を感じます。


「分け入っても分け入っても青い山」 山頭火歌碑


濃密な空気の森林浴をお楽しみください。

高千穂神社にお参りして、境内裏が入口です。


一〜三の峯までが谷側に、四〜八までが山側。

近々バイパスが十社の森のすぐ横を通る予定になっています。そうなったときにも神々を感じることができるのかどうか分かりません。開発によって破壊されてきた御神蹟は数知れないのです。神話の里高千穂の真髄が無くなる前に是非お越しください。

タクシー電話番号
高千穂交通 0982-72-2145
宮交タクシー 0982-72-2121


月形。玉垂の滝上部です。右に日形があるはず..


この辺りから渓谷がちらほら見えてきます。


玉垂の滝。岩の間から水が吹き出ています。


ここまでくればあともう少しで神橋(しんばし)です。


桜川妙現がもともとあった場所には上水道設備が。


神橋から来た道を振り返ったところです。


真名井の滝。高千穂峡といえばこの滝ですね。


あららぎの茶屋をちょっと下ったところの清流。


槍飛橋。槍を使って飛び越えたことからその名が。


美禄田。籾を蒔かないのに稲が自生してたとか。


七ヶ池三毛入野命が鵜目姫に出合ったところ。


高千穂郷八十八社 http://www.takachiho88.net/